お昼からは、おかゆを出してもらって食べはじめたのだが、ここでも思わぬ出来事が...。
おかゆは、普通のご飯茶碗(と言っても、プラスチック製だが)に入っていて、当然、「前日入院してきた人間に出す量」だったのだが、完食できなかったのだ!
普通のごはんに比べて、おかゆのほうが量が多くなる傾向はあると思うが、それでも、普通の状態なら「これ、足りるかなぁ...」という量である。
おかずを全て平らげなくても、ごはんくらいは...と、無類のご飯好きを自称するものとして、かなり凹んだ。

<実際の写真。たったこれだけの量なのに...>
あ、ここで「たとえ病人とはいえ、食べ物を粗末にするなんて!」と思った、そこのアナタ。(笑)
お気遣いは無用です。
相方がお昼休みに来て、ぜーんぶ食べて行きましたから。(爆)
お見舞いに来たと思ったら、残りのご飯を全て平らげ、満足そうに午後の仕事に向かいましたよ、ヤツは...。
(相方の職場とぼくが入院していた病院は、細い道を1本挟んで、向かい合っているのです)
まあ、そんなこともあって、気兼ねなく病院に食事を用意してもらっていたぼくもぼくですが...。
さて、そんなこんなで、少しずつ食事が摂れるようになると、人間というのは良くできたもので、体力も少しずつ回復してきて、音楽でも聴こうか...という気になったのだから、ゲンキンなモンである。
ちなみに、入院中によく聴いていたのは、以前、富山まで観に行ったFourplay と、なぜかMichael Jackson。
Michael は、"In The Closet"という曲を良く聴いていた。
なぜこの曲がそんなに好きなのか、今でもよく判らないが、きっとサビのメロディが「ベタ」なところが好きなんだろう...と自分では解釈している。
それはともかく、音楽を聴きながら、点滴を打って、終わったら食事、そして就寝...という生活が始まった。
普通なら「インタネットで、あのサイトをチェックしなきゃ!」と思うところだが、このときは、そんな元気もなし。
そして、音楽の他にぼくを勇気づけてくれた(?)のは、「新型インフルエンザではありません」という検査結果だった。
良かった。
これで、チビにも心置きなく会える...と、本気で思ったものだ。
やがて、主治医の先生(女性で、小柄な美人の先生だ)がやってきて、「インフルエンザではないとのことで、他の患者さんへの感染も心配する必要はないので、大部屋へ移りましょうね」と宣った。
大部屋?
おじ(い)ちゃんやおば(あ)ちゃんや、病人の臭いの染み付いた、大部屋へ移れというのか??
ますます具合が悪くなったら、どーするんだ???
と、ノドまで出掛かった言葉をぐっと飲み込んで、「はい」と返事をした。
あ、ちなみに、この宣告を受けたのはお昼前で、なんと、このときはベッドの横に自力で直立することができるまでに回復していたのだ。(笑)
いや、笑いごとじゃなく、ベッドの横に直立しているぼくを見て、主治医の先生が「わっ、立ってる」と声に出して言ったくらい、それまでの状態からは想像もつかないほどの回復ぶりだったのだ。
ただし、ずっと点滴を受けることになっていたので、アタッチメント(と言うのだろうか?)は左腕に刺さりっぱなしだったのだが、これが痛かった。
要するに、針は腕の血管の中にずっと入ったままなので、ちょっと動くと、針が血管の壁(?)にあたって痛みが走るのだ。
<実際の写真。非使用時は、アタッチメントをガーゼで固定するのだが...>
上の写真について余計なことをもう1つ書くと、写真右上方向が手先になるのだが、そちらに出ているチューブが、薄茶色の液体で満たされているのが判るだろうか?
これ、実は、腕の中に針が入ったままなので、そこから逆流した「血」なのだ...。
いくら食事が摂れないときにぼくを助けてくれたとは言え、これには閉口した。
そんなこんなで、昼食後、大部屋へ引っ越すことになった。
もうちょい続く。
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